インプラント治療とは、インプラント(人工歯根)を使用し、歯の抜けた部分に人工的な歯を形成する治療法のことをいいます。 何らかの理由で歯を失った方に対する治療法は、これまで「入れ歯」や「ブリッジ」が一般的 でしたが、入れ歯やブリッジでは、しっかり噛めないとか違和感があるなどの不便や不快感がつきまといます。この問題を解消するための治療法がインプラント治療なのです。 インプラント治療では、人工的な歯根を顎骨の中に埋め込み固定し、その上にセラミックでできた人工歯冠を固定することで、自分の歯と同等の機能をもたせます。 現在のインプラント治療の主流は、「オッセオ・インテグレイテッド・インプラント」といい、チタンで作られた人工歯根が使われています。チタンは人工関節などに使われる体になじみのいい金属で、アレルギー反応を起こしません。 オッセオ・インテグレイテッド(ossseo integrated)は「骨に結合された」、インプラント(implant)は「埋め込む」という意味で、骨に埋め込んだチタンが3〜6ヵ月で直接結合する性質を生かした治療方法です。
インプラントの構造
インプラントは、顎骨に埋め込むフィクスチャー(歯根部)、歯の部分にあたる上部構造、 それらを連結するアバットメント(支台部)の3つの部分から構成されています。 インプラント体の材質はチタン合金製のものが主流になっています。また、形態については、以前は板状のブレードタイプが使われていましたが、今では患者さまへの負担が少ない棒状タイプが多く使われています。
インプラント治療のメリット
| ◎自然な使用感 |
|---|
| インプラントは顎の骨で固定する治療法なので、ぐらついたり痛みを感じたりすることがなく、天然の歯と同じような感覚で噛むことができます。 |
| ◎噛む力が強い |
| インプラントは顎の骨と一体化しているため、噛む力がダイレクトに伝わります。入れ歯の噛む力は天然歯の20分の1程度といわれていますが、インプラントの噛む力は天然歯と遜色ありません。 |
| ◎耐久性が高い |
| 入れ歯は5年、ブリッジは7年といわれるのに対し、インプラントは15年生存率が90%以上 といわれます。実際に40年以上使用され続けている例もあります。 |
| ◎周りの歯に負担をかけない |
| インプラントは残った健康な歯を削ったり、支えにすることがないので、周囲の歯や歯肉を傷めません。また、歯肉組織への炎症が少ないので、歯周病にかかりにくい特徴があります。 |
| ◎味覚が落ちない |
| 義歯や入れ歯では、噛む力が弱くなったり、粘膜の一部が覆われたりすることで味覚が損なわれることがありますが、インプラントではしっかり噛めるので、自分の歯のようにおいしく食事ができます。 |
| ◎見た目が自然で美しい |
| 部分入れ歯などのように金具が見えることもなく、色も形も自分の歯と見分けがつかないほど、自然で違和感がありません。 |
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